赤い惰性日記 / Red Inertia’s Diary

徒然なるままに惰性で😎

NO MORE映画泥棒 そう NO MORE


NO MORE 映画泥棒 2014 - YouTube

 

 皆さんは、この動画を見たことがあるだろうか?そう、劇場で映画が始まる前に流れる広告だ。

映画館に行こう!

 

 これは、2014年に更新されたものだが、パトランプ男とカメラ男は2007年からこのやり取りを続けている。この2014年に公開された第4弾となる動画ではさらに、ジュース男とポップコーン男が登場している。

 

問題。この4人の登場人物の中で、あなたはどの立場にいるだろうか?

 

 先に答えを言っておくと、これに正解はない。

 彼の立場にある人物は、もしかするとあなた自身かもしれない。例えば、自宅で飼っている猫の写真を撮ったとしよう。これをSNS上にアップロードした瞬間にあなたは、この写真の著作権保有者になるのだ。


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 これは、実に可愛らしい我が家の梅(メス)である。仮にこの写真を見た他の誰かが、あなたに承諾をとることも、ましてやあなたの撮影した写真であることに言及せずに、自分の投稿としたとしよう。それを発見したあなたは、パトランプ男になるべきである。もちろん、相手とやり取りをした上で解決したなら、それでいい。

 

  • カメラ男

 彼の立場にある人物は、もしかするとあなた自身かもしれない。著作権保有者に許可も取らず、画像や動画を盗み撮りするのだ。もちろん、彼のような人物は極小数なのだが。

 

  • ジュース男

 彼の立場にある人物は、もしかするとあなた自身かもしれない。映画館で、カメラ男とパトランプ男のやり取りを見かけたことがあるかもしれない(実際にはそういうことはないだろうが)。迷惑千万と気分を害して友人(と思しきポップコーン男)と一緒に家に帰るのだ。しかし、ここからが問題で、彼は違法にアップロードされたものと知りながらダウンロード行為を行い、パトランプ男の御用となるのである。

 

  • ポップコーン男

 彼の立場にある人物は、もしかするとあなた自身かもしれない。

 

 お分かり頂けただろうか、この4人の登場人物の中で唯一"単純に迷惑を被っている人物が誰か"。ポップコーン男である。

 

 映画館ではカメラ男のせいで、自宅なのか友人宅なのかはわからないが、そこではジュース男のせいで、騒動に巻き込まれているのだ。

 

私はポップコーン男でありたい

 私は出来ることならこのポップコーン男でありたいと思う。しかし、実際のところ自分がそういられる可能性は実に希薄だ。

 率先してカメラ男になる人はいないだろうが、無自覚にジュース男になっていたり、パトランプ男にならざるを得ない場合がある。

 これは、かなりのジレンマなわけだが、楽しみを共有したくて、また素晴らしさを共有したいがために、自身が著作権保有していない動画をアップロードしてしまうと、残念ながら、あなたはもうパトランプ男に追いかけ回される身になる。

 

なぜこんな話をしているのか

 単純に身の回り(Twitterランド)でよく見るからだ。別に、私自身が保有していない著作物を他の誰かが権利保有者に許諾を得ずに流布していたとしても、わざわざ私は通報したりしない。あまりにも酷い場合、たとえば、Youtubeで違法にアップロードされている動画のリンクを貼って誘導したりしている場合は、例外だが。

 たとえば、映画があるとしよう。地上波でもCSでもいいがテレビで放送されている。「見られない方へ」と言って、Youtube上で違法にアップロードされたその映画のリンクを貼るという行為(この場合アップロードされた国の法律なども関わってくるので、厄介ではあるが)がなされたとしよう。それは、放映権を購入して放送しているテレビ局に対する業務妨害である。ただ、この場合リンクを貼った人物はカメラ男でもジュース男でもないのが厄介な話だが。

 ちなみに、昨日の記事で取り上げたジョージ・マイケルの動画は既に削除されている。出来ることなら、本当にちゃんとした形で商品化して欲しいと思っているし、公式動画としてアップロードして欲しいと思っている。尚、既に削除されているとは言え、私もあの動画へ誘導していた時点でかなりグレーなのだが。

 動画だけではない。静止画でもそうだし、音楽でもそうだ。また、著作権と共に肖像権の侵害という行為もある。

 

 以前タイムラインで見かけたのは、自作の絵が第三者の手によって勝手に商品化されて売られているという事例だ。「対応中につき大事にはしないで」と言ったような文言が添えられていたので、あえて詳らかにはしないが、その方は、海外のアーティストの絵を描いている。それも、肖像権侵害とならないように、権利保有者の方にちゃんと事前に確認をとった上でだ。

 それが、海外の業者に無断で転用されてしまったために、権利保有者の方へも丁寧な説明が必要だと嘆いていた。

 

くどくなったな....

 声を大にして言いたい。

 とりあえず、ボヘミアン・ラプソディの動画やNHKなどのテレビ局からメンバーが受けたインタビュー映像をYoutubeにアップロードするのは、ただちにやめなさい。Twitter上にもです。あと、ガンダムガンダムの映像もだ。何回も劇場に足を運んだんですよね‍?その度にNO MORE映画泥棒の広告見ましたよね‍?じゃあやめなさい。本当にいい加減にしなさい。

 まあ、先程も言いましたが、そんなに厳しくパトランプ男になりたくなんかありません。出来ることなら、ポップコーン男でいたいです。別に、写真をダウンロードしてきてコメントを添えてツイートしているものにだって、いいね押しますよ僕も。GIFもね。うん、別にそんながっちがちに「これは著作権法違反だからやめなさい」なんて個別に喚いたりしませんよ。楽しめる範囲で楽しみましょうよ。僕は基本、公式動画のシェア機能を使いますけどね(たまにね、素晴らしいパフォーマンスがあるんだけど、シェアしたくても公式動画じゃないからシェア出来ないってのもあったりするのよ)。ただ、その楽しみ方も節度とかは守りましょうね。背徳感を覚えましょうね。ちなみに、以前は親告罪でしたが、2018年の12月30日に法改正が行われ、著作権法非親告罪になりました。著作権保有者による親告がなくても罰せられる可能性があります。まあ、これ書くと長くなるんで割愛しますが(営利目的かどうかとかも関わってきたりするのでね、赤い惰性日記的にこれ以上何か書くのはめんどくさいです)。

 以上です😎